Mn除去

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環境への配慮から重量物の軽量化が図られ、自動車等ではマンガン等を多く含む高張力鋼板の使用比率が増加しております。鋳鉄用原料としてこれらのスクラップを使用しておりますが、鋳鉄中のMnは、靱性や伸びを低くするために自動車部品等においては深刻な問題となります。このため原材料の金属不純物低減対策が不可避となっております。この問題を解決するため、別項で取り上げた溶湯精錬炉の開発とともに、Mn低減に着目したMn除去装置の開発を行いました。
本開発は、平成18年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)において、回転炉を使用して実験を行い、実用化レベルのMn除去率(~1.0%/hr)を達成しました。この開発の過程で現場に使う取鍋を使った簡易的な装置でも同様にMn除去が行えることがわかり、財団法人広島市産業振興センターから平成23年度産学公共同研究開発助成金を受け、取鍋式Mn除去装置の開発を実施いたしました。

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以下のタイトルをクリックすると、各項目にジャンプします。
1.技術の概要
2.開発目標とこれまでの成果
3.今後の展開
4.参考文献
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技術の概要
技術の概要
下図に示しますように、取鍋に酸素バーナーとバブリングを行うフタをかぶせた簡易的な装置で、安価に、Mnを除去することができます(ランニングコスト約4円/kg)。
開発した方法では鋳鉄中の有用な元素である炭素(C)、珪素(Si)の減耗を抑えてMnを除去することができます。

開発目標とこれまでの成果
開発目標とこれまでの成果
実機による効果の確認と低Mn化
開発された装置を使用し、脱Mn率 ~0.8 mass% /hr を達成しております。

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今後の展開
今後の展開
別項で述べております溶湯精錬との組み合わせにより低品位・高Mnのスクラップを使用しても高品質製品を提供可能となりますため、これらを組み合わせたシステムを装置としても提案していきたいと考えております。

参考文献
参考文献
鋳鉄溶湯の不純物除去と無害化技術の開発(PDF)
新しい鋳鉄溶湯の不純物除去技術(PDF)
鋳鉄の不純物除去技術の開発とその目的(PDF)

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