技術紹介

KS式電気炉
昭和34年、エルー式電気炉を導入しダクタイル鋳鉄の生産を開始したが欠陥が多発、鋳造方案などでは解決できない点が多く苦難が続いた。
初期においては黒鉛球状化の阻害要因である硫黄、酸素(懸濁珪酸)を多量のMgを使用して強制的に脱硫、脱酸する方法を行っていた。
この方法ではMgの反応生成物が溶湯中に懸濁して鋳造欠陥発生の要因になると考え、球状化処理前の溶解過程において脱硫、脱酸を行い極力Mgの使用量を少なくする方法について検討を進めた。
昭和38年、初期の方法を開発、製法特許を取得した。以後操業を行いながら方法、装置の改善を積み重ねた。
平成6年に炉前試験による溶湯性状の確認方法を開発し操業の安定度が増した。
以降、順調な稼働を続け自社製品として中国・ベトナムなどへの輸出も行っている。

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溶湯精錬
鋳鉄中の欠陥発生に溶湯中の金属化合物が大きくかかわっており、この金属化合物をいかに減少させるかが、品質向上のポイントとなります。
KS炉は鋳物の切削屑を原料とし、溶解時に金属化合物を精錬除去するものでしたが、本溶湯精錬炉は一般的な高周波炉等で溶解した後にアーク・スラグ処理により溶湯を再精錬し、金属化合物を除去しようとするものです。

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Mn除去
環境への配慮から重量物の軽量化が図られ、自動車等ではマンガン等を多く含む高張力鋼板の使用比率が増加しております。鋳鉄用原料としてこれらのスクラップを使用しておりますが、鋳鉄中のMnは、靱性を低くするために自動車部品等においては深刻な問題となります。このため原材料の金属不純物低減対策が不可避となっております。この問題を解決するため、溶湯中からMnを除去する簡易的で低コストのMn除去装置を開発しました。

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木下製作所の特許技術

鋳鉄の精錬技術と装置(KS炉)
国内・海外[米・英・独・韓]
球状黒鉛鋳鉄の薄肉化技術(薄肉化)
国内
球状黒鉛鋳鉄の耐熱性向上技術(耐熱性向上)
国内
鋳鉄溶湯の精錬技術(溶湯精錬)
国内
鋳鉄溶湯中の不純物金属除去技術(マンガン除去技術)
国内・海外[中国]
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